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キットレンズ卒業!一眼レフ初心者必見レンズの選び方

   

コンデジでもなくミラーレスでもなく一眼レフをせっかく買った方。エントリークラスの「キヤノンKissシリーズ」や「ニコンD3300クラス」でも高かったですよね。旅行や子供のイベント撮影などきれいに写真が残せるのは良い趣味です。

初心者用のエントリークラスの一眼レフはレンズがセットになったものがほとんどで、別々に買うより安かったりします。このレンズキットを購入された方が多いかと思いますが、2本セットを買われた方は近くを撮れる標準レンズと遠くを撮れる望遠レンズが付いています。

このD3300のダブルズームキットなら「18-55mm」と「55-200mm」という焦点距離のレンズが付いています。

 

レンズに書いてある「焦点距離」って何?

レンズの焦点距離表記

焦点距離とは簡単に説明すると、

  • 数字が小さい方が写る範囲が広く撮れる (広角)
  • 数字が大きくなると写る範囲が狭く、遠くのものを大きく撮影できる (望遠)

ダブルズームキットを持っている人は普段は数字の小さい「18-55mm」を使っているかと思います。これはコンデジの光学3倍ズームの範囲と同じくらいの焦点距離です。

(光学3倍ズームは一昔前のコンデジなら標準的な性能でしたが、今やコンパクトなモデルでも8倍ズームや20倍ズームなどがあります。)

このことから普段使いには標準レンズと呼ばれる「18-55mm」が適しています。

ではなぜ望遠レンズがいるか?

望遠レンズの主な用途は

  • 少し離れたところから子供(被写体)を撮りたい
  • 運動会や発表会

55mmではまず厳しいです。コンデジでズームに慣れていると一眼レフがぜんぜんズームできないと困ります。コンデジの光学8ズームの望遠側でやはり一眼レフでは「55-200mm」というレンズが必要になります。

人間の視野は「50mm」

焦点距離50mmとは撮影出来る画角(写る角度)が45度くらいです。人間の普段見ている画角はこれと同じくらいと言われています。

エントリークラスの一眼レフはAPS-Cセンサーを搭載しているのでこの1/1.5となり、36mmあたりが目で見ている大きさと同じくらいに写真が撮れます。

 

焦点距離と画角の関係

一眼レフカメラの画角エントリークラス「ニコンD3300」などAPS-Cセンサー搭載機での画角です。

8mm 18mm 30mm 50mm 75mm 100mm 200mm 300mm
121° 77° 51° 32° 21° 16°

焦点距離が小さい(短い)と画角は広く、焦点距離が大きい(長い)と画角は狭くなります。

標準ズームレンズ18-55mmなら77°〜30°くらいの画角で撮影できます。
望遠ズームレンズ55-200mmなら30°〜8°くらいの画角で撮影できます。

 

標準ズームレンズよりさらに広く撮りたい

標準ズームレンズの広角側18mmでは入りきらない!風景や集合写真など広く撮りたい場合はこんなレンズを使います。

SIGMA(シグマ)という会社がキヤノンやニコンの一眼レフで使えるように販売しているレンズです。販売されているレンズの中でも一番広角を撮影できるレンズです。

 

望遠ズームレンズが欲しい

望遠レンズを持っていなかったりダブルズームキットの「55-200mm」よりさらに大きく撮りたい場合はこんなレンズを使います。

TAMRON(タムロン)という会社がキヤノンやニコンの一眼レフで使えるように販売しているレンズです。フルサイズ対応と書いてありますがエントリークラスのAPS-C機でも使用可能です。300mmと運動会や発表会などでは大活躍!手振れ補正も搭載されているので安心して撮影ができます。

 

レンズの絞り値(F値)って何?

レンズの絞り表記

絞り値とは簡単に説明するとピントの合う範囲のことです。

f1.8 f2.8・・・ ・・・f5.6、f8、f22
絞りを 開ける (開放) 絞る
ボケ よくボケる ボケにくい
被写体も背景もピントが合う
絞りが
(F値が)
明るい 暗い

背景をボカして被写体を浮き上がらせるように写真を撮りたいなら絞り値の数字が小さくなるように設定。集合写真など手前から奥までピントを合わせて写真を撮りたいなら絞り値の数字を大きくなるように設定します。

プログラムオートモードでなく絞り優先モードを使って撮影すると簡単です。メーカーによって「Aモード」や「Avモード」など言い方が違ったりしますので、説明書などで絞り優先モードを探してみて下さい。

絞り値の小さい値はレンズにより異なり良いレンズほど数字が小さいです。

例えば、ニコンのD3300レンズキットに付属しているレンズは「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II」というレンズです。

このレンズでは絞り値が変化します。「 f/3.5-5.6G」という表記が開放F値という値です。

18mmの画角で撮影するときに絞り値はf3.5〜設定できます。
55mmの画角で撮影するときに絞り値はf5.6〜設定できます。

望遠側の方が背景がよくボケるので55mm側を使ったりしますが、さらにボカそうと絞りを開けようとしても、このレンズでは18mmではf3.5に設定できますが55mmではf3.5には設定できません。

難しく考えずキットレンズを使う場合は望遠側を使うとボケます

キットレンズよりさらにボカしたい場合はこんなレンズを使います。

50mmとズームのできないレンズですが、開放F値が「f1.8」とキットレンズと比べものにならないほど良くボケます!「単焦点レンズ」とはこのようなレンズのことを指します。

 

キットレンズを卒業してどんな写真が撮りたい?

一眼レフの使い方が分かってきて、楽しくなってきて

「さぁ、〇〇な写真が撮りたい!」

  • 食べ物やお花などを近くで撮りたい!
  • 運動会などで遠くの被写体を大きく撮りたい!
  • 花火が入りきらない!
  • 背景をボカして撮りたい!
  • 何か面白い表現ができないか?

いろんな目的があると思います。

レンズのカタログやWEBサイトを見てもたくさんありすぎてよく分からない。
近くに詳しい人いない。
実際使ってみないと分からない。けど店頭展示が少ない。

キットレンズを卒業するレンズ選びは難しいものです。お金がたくさんあれば全部買ってしまえば良いのですが・・・無駄遣いは避けたいですよね。

エントリークラスユーザー向けにケース別のオススメのレンズを紹介したいと思います。

食べ物やお花などを近くで撮りたい!

ズームを使って大きく撮影するももっと近寄って写真を撮りたい!近くとピントが合わない。そんな時はマクロレンズを使って下さい。

最短撮影距離が23cmとグッと近寄って撮影できるマクロレンズです。最大撮影倍率が1倍と等倍マクロレンズと呼ばれます。

このレンズが対応するカメラ本体のメーカー:キヤノン / ニコン / ソニー
(※接続部分(マウント)の形状が違うので自分の使っているカメラメーカー用のレンズを選んで下さい。)

 

運動会などで遠くの被写体を大きく撮りたい!

これは望遠レンズが必要です。

このレンズが対応するカメラ本体のメーカー:キヤノン / ニコン / ソニー
(※接続部分(マウント)の形状が違うので自分の使っているカメラメーカー用のレンズを選んで下さい。)

※ソニー用は手振れ補正を搭載していません。これはソニーの一眼レフは本体に手振れ補正を搭載しているためと言われています。

 

花火が入りきらない!

被写体が近く大きい場合、普通のレンズでは入りきりません。広角レンズが必要です。

このレンズが対応するカメラ本体のメーカー:キヤノン / ニコン / ソニー / ペンタックス
(※接続部分(マウント)の形状が違うので自分の使っているカメラメーカー用のレンズを選んで下さい。)

 

背景をボカして撮りたい!

開放F値の明るいレンズが必要です。

このレンズが対応するカメラ本体のメーカー:キヤノン / ニコン / ソニー / ペンタックス
(※接続部分(マウント)の形状が違うので自分の使っているカメラメーカー用のレンズを選んで下さい。)

 

何か面白い表現ができないか?

魚眼レンズという面白い写り方をするレンズがあります。広角レンズと兼用で持っていても良いと思います。

このレンズが対応するカメラ本体のメーカー:キヤノン / ニコン
(※接続部分(マウント)の形状が違うので自分の使っているカメラメーカー用のレンズを選んで下さい。)

 

長々となりましたが、一眼レフカメラを使うにあたって1つでも役立つことがありましたか?レンズ選びは悩んでるとき楽しいですよね。使いこなせるようになるともっと楽しいと思います!

思い思いの写真が撮れるよういっぱい撮影して下さい。調べて考えて分からなければ体で覚えるしかないですね。

「考えるより感じましょう。いっぱい失敗しましょう。」

新しいレンズを使ってどんどん上達して下さいね!

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