【初心者向け】背景をボカすのに最適なレンズ一覧 (キヤノン編)
2016/02/06

By: Pratham Books
背景をボカして綺麗な写真が撮りたい!
一眼レフカメラがなんで背景がボケるのか?キットレンズでも十分ボケる場面もありますが、その理由を少しでも理解してる方が狙って写真が撮れますね。
ボケる理由1 望遠側で撮る
キットレンズでも望遠側で撮ると背景がすっきりボケますよね。焦点距離が長くなるとf5.6などのF値(絞り値)でも被写体がくっきり浮かび上がるようなボケを活かした写真が撮れます。
ボケる理由2 絞り開放で撮る
ボカすにはF値(絞り値)の数字が小さい値で撮ること。絞り開放と言うのは、レンズの絞りを絞らない→開放ということです。絞り優先モード「A」や「Av」モードで撮影してみて下さい。
まずはこの2つを理解できると意図してボケを活かしたきれいな写真が撮れます。
では、ボカすにはどんなレンズを使えばいい?
一眼レフカメラでボケを活かして撮影するには、まず開放F値が明るい(小さい)レンズを使いましょう。エントリー機種APS-Cセンサー搭載機を使用しているとして、初心者向けのオススメレンズを紹介したいと思います。
キヤノンのボケるレンズ
EF24mm F2.8 IS USM
EF28mm F1.8 USM
EF28mm F2.8 IS USM
EF35mm F2 IS USM
EF40mm F2.8 STM
EF50mm F1.4 USM
EF50mm F1.8 STM
EF50mm F1.8 II
EF50mm F2.5 コンパクトマクロ
EF-S60mm F2.8 マクロ USM
EF85mm F1.8 USM
純正は高い!サードパーティ製レンズ
シグマのボケるレンズ
15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporary
18-35mm F1.8 DC HSM | Art
30mm F1.4 DC HSM | Art
24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
50mm F1.4 EX DG HSM
85mm F1.4 EX DG HSM
タムロンのボケるレンズ
SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO
SP 35mm F/1.8 Di VC USD
SP 45mm F/1.8 Di VC USD
SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
キヤノン初心者用オススメレンズまとめ
キヤノンは大手だけあってサードパーティ含め対象レンズがかなり多いです。それだけユーザーが多い証ですね。
キヤノン初心者用レンズは、安いものから少し高いものまでさまざまなラインナップがあります。ここの載せていないものでも20万円を超えるすごく良いレンズも多数あります。
たくさんあって迷うかと思いますので、この中でもオススメのレンズを紹介します。
キヤノン初心者用広角レンズのオススメ
キヤノンのAPS-C機にレンズを付けるとレンズ表記から35mm換算で1.6倍の焦点距離となります。24mmレンズはフルサイズに付けると広角レンズですが、APS-C機に付けると38.4mmと標準レンズとなります。これはAPS-C機のデメリットでもありAPS-C機で広角撮影のできる明るいレンズはほとんどありません。
広角レンズで背景をボカすコツは被写体に近づくことです!
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
サードパーティ製シグマの魚眼レンズです。フルサイズにも対応しています。普通の広角レンズとは少し変わった表現ができ開放F値もf2.8と明るいレンズです。
キヤノン初心者用標準レンズのオススメ
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
35mm換算で27.2mm〜80mmと標準域をカバーする明るい標準ズームレンズです。手ぶれ補正も搭載しています。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporary
35mm換算で27.2mm〜112mmと標準域から中望遠までカバーする明るい標準ズームレンズです。望遠側ではf4と少し暗くなりますが、マクロ撮影もでき手ぶれ補正も搭載と扱いやすいレンズです。
TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
35mm換算で27.2mm〜80mmと標準域をカバーする明るい標準ズームレンズです。
TAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO
APS-C機の付けると標準〜中望遠のズームレンズとなります。画質が少し劣りますが練習には持ってこいです。フルサイズも対応。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art
コンパクトで30mmと扱いやすい焦点距離の単焦点レンズです。開放F値もf1.4とよくボケるレンズです。
TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD
CANON EF40mm F2.8 STM
開放F値が単焦点レンズにしてはf2.8と暗いですが、非常にコンパクトで40mmと扱いやすい焦点距離の単焦点レンズです。
キヤノン初心者用望遠レンズのオススメ
CANON EF50mm F1.8 STM
エントリー向け格安単焦点レンズです。EF50mm F1.8 IIより新しいモデルで画質の改善とAFスピードが速くなっています。
CANON EF50mm F1.8 II
EF50mm F1.8 STMが発売されるまで長らく撒き餌レンズとして人気のあった格安単焦点レンズです。一時8000円くらいで買える時期もありました。価格なりの部分もありますが十分に楽しめるコスパの良いレンズです。
SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
EF50mm F1.8 STMに比べでも画質が綺麗でf1.4とさらに明るいレンズです。大きさや重量は大きく重たくなります。型落ちでそろそろ値上がりが気になりますが3.5万円くらいで買える時期がありました。
CANON EF-S60mm F2.8 マクロ USM
等倍マクロ撮影のできる単焦点レンズです。色も綺麗に出る良いレンズです。
TAMRON SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1
等倍マクロ撮影のできる単焦点レンズです。EF-S60mm F2.8 マクロ USMと比べると開放F値がさらに明るいレンズです。
CANON EF85mm F1.8 USM
85mmAPS-C機では136mmと望遠ながらも開放F値がf1.8と明るい単焦点レンズです。ほんとに良くボケ、使いこなせればボケの美しい写真が撮れます。
ベストチョイスはコレ!
自分のスタイルにあったレンズを選べば良いのですが、一例としてエントリー機種を使っているならこのラインナップを揃えるだろうなという観点でピックアップしました。
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporary
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art
気軽に出かけるときズームはいらない、ボケを優先したいなという場面での使用。
CANON EF50mm F1.8 STM
このレンズ1本でお散歩は難しいです。少し望遠寄りになるのでクローズアップ撮影をする場合に使用。
CANON EF85mm F1.8 USM
この4本を揃えるだけでも13万円ほどかかります。
優先順位としては「17-70」>「30mm」>「50mm」>「85mm」です。しかし30mmを買えばカメラの楽しさが分かってきて、フルサイズのカメラ本体が欲しくなってきたりもします。
ボカすだけが一眼レフカメラの醍醐味ではありません。やりたいことをよく検討して欲しいなら迷わず買ってしまいましょう!