【ストロボ】3500円で買った「NEEWER TT560」の光量を比較してみた。(YN560IIIやNW670)
Amazonでベストセラー1位のクリップオンストロボ「NEEWER TT560」。
マニュアルストロボですがガイドナンバー38と純正上位機種と光量では遜色ない性能を持つクリップオンストロボです。
ガイドナンバー「GN38」と記載があるものの実際はどうなのか?
TT560が売れ筋になる前に人気だった機種YONGNUO「YN560 III」やNEEWERのオート撮影(TTL)対応の 「NW670C」の2機種と光量を比べてみました。
撮影環境
カメラ設定
感度 iso 100
絞り f 4.0
露出時間 1/125
焦点距離 87mm
ストロボ照射角は24mmと設定しました。(TT560は設定できません。固定)
※周辺部の減光はレンズによるものです。(SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM)
※NW670はストロボ照射を少し後ろ気味にしてしまったため、結果がアンダー気味です。
※TT560はアナログ表示のため検証結果がブレています。
配置図
3機種のクリップオンストロボの光量比較
ストロボはスタンドに設置し、ラジオスレーブを使用して無線で発光させています。発信機は「YONGNUO YN-560TX」を使用しました。
YN-560TXはYONGNUOの対応ストロボ(YN560IIIなど)なら手元から出力コントロールも可能です。
無線受信側はYN560IIIは本体内蔵のため受信機なしで使用。TT560とNW670は「YONGNUO RF-603C3」を取り付けシャッターと連動して発光するようにしています。
最小出力(1/128)
NEEWER NW670Cは真っ暗ですが、照射方向が少しズレていたので3機種はどれも同じくらいの光量です。
1/16
TT560はもうひとメモリあげれば他機種の1/16に相当したと思います。
1/4
TT560はもうひとメモリあげれば他機種の1/16に相当したと思います。
1/1
NEEWER NW670Cは少しアンダーですが、照射方向が少しズレていたので3機種はどれも同じくらいの光量です。
総評
比較した3機種は表記のガイドナンバーに違いがあるもののどれも光量は同じくらいでした。
中国製の格安品なので個体差などでブレがあるかもしれませんが、スタジオ撮影などであれば一番安い「TT560」で十分だと思います。
1台3500円くらいなので3台くらい買って3連でスタンドに設置すれば、1台当たりの出力を1/8くらい抑えてチャージが速いスタジオストロボとして使用できます。
フル発光で連射はすぐにオーバーヒートしてしまうのでテンポ良くポートレートなどをする際には有用です。
また、オートでも使いたい場合は「NW670C」がおすすめです。TTL対応ストロボについては、販売ページでお使いのカメラメーカーに対応したものを購入してください。(マニュアルストロボはメーカーを気にする必要は無いです。)
ハイスピードシンクロにも対応しており日中シンクロが可能です。
おまけ「3機種に付属のストロボ脚」
左から「TT560」「NW670C」「YN560III」です。まぁどれでも変わりませんが、しいて言うならYN560の脚が小型で使いやすいかな?!それぞれ裏側には三脚穴が空いています。